認定級 ゴールド(現1級)
米田 実 さん
中学 2年生
―― 世界遺産検定を受けようと思ったきっかけは?
学校の勉強のなかでも社会が得意で、とくに歴史に興味がありました。小学生の頃に買ってもらった世界遺産の本を読むことも大好きで、図鑑のように分厚い本には、たくさんの有名な世界遺産が紹介されていました。
ある日、母が新聞で世界遺産検定の広告を見つけ、「こんな検定があるよ」と教えてくれたんです。力試しのつもりで初級を受けることにしましたが、受検者が年上の方ばかりで驚きました。それでも、2回、3回と受検するうちに、年上の方と顔見知りになり、世界遺産についていろいろと話せることが嬉しかったです。
中級になると専門的な問題が多くなり、とても難しく感じました。2度目の受検の時は、自分でノートにまとめたり、音読したり、友達に本を借りたりしながら勉強しました。公式本も役に立つと思いました。
合格して認定書が届いた時は、とても嬉しかったですね。その日は、家族みんなでご馳走を食べました(笑)。
―― これからの夢や目標は何ですか?
9歳のときに大阪の叔父に奈良に連れて行ってもらって、大仏を見た時のこと。そのあまりの大きさにびっくりしました。頭のなかでイメージしたり、理解していても、実際の見え方や感じ方は違うと思いました。大きくなったら世界遺産のある国を旅行して、自分のからだでそのすごさを感じたいです。
世界遺産のなかでも、古代の建造物に興味があります。昔の人たちがどうやって造ったのかはもちろん、今の時代まで残す技術を持っていたことに感動します。いつの日か、マチュ・ピチュやメンフィスのピラミッド、ヴァティカン市国のサン・ピエトロ大聖堂などを訪れてみたいです。
そして将来は、考古学の方に進みたいです。そのためにも、世界遺産検定の上のレベルをめざしながら知識をどんどん増やしていきたいと思います。カタカナが多いので憶えるのも大変ですが、好きだからこそ楽しく学べています。「へえ~、そうなんだ!」と思うたびに、世界遺産についてもっと知りたいという気持ちが高まっています。