認定級 4級
島野 ミキ さん
モデル
―― 島野さんはモデルやインスタグラマーとして活躍されています。SNSを通じて素敵な旅先の写真を発信していますが、現在の活動を始めたきっかけを教えてください。
きっかけは、ママ向けファッション誌に掲載されていたモデル募集の記事です。もともと美容師をしていたのですが、娘を出産し育児休暇を取得していました。その頃に愛読していたファッション誌にモデル募集の記事があり、なんとなく応募したところ幸運にもモデルとして採用に。仕事復帰後も美容師として働くかたわら、ファッションモデルの活動するようになりました。モデルを続けるうちに写真撮影にも興味を持ち、インスタグラマーとしても活動を開始。今では美容師の仕事も続けつつ、モデル、インスタグラマー、カメラマンと幅広くお仕事をしています。
―― 検定は2018年12月に4級に合格されています。検定に興味を持ったのはなぜですか?
世界遺産検定についてはテレビのクイズ番組などで名前を耳にしており、もともと興味がありました。実際に受検をしようと思ったのは、俳優の岩永徹也さんのトークイベント「旅がもっと楽しくなる! 岩永徹也が選ぶ世界遺産ベスト3」へ参加してからです。トークイベントで印象に残っているのが、岩永さんがお話しされた『万里の長城』について。長城が位置する場所や向きによって作りが異なるということをお話しされていたのですが、その話を聞いて「世界遺産って面白そう!」と引き込まれてしまいました。ちょうど何か資格を取得したいと思っていた矢先でもありましたし、世界遺産についてなら楽しく勉強できそうだと思い、受検することを決めました。
―― 世界遺産を勉強した感想を教えてください。
元々世界遺産について知識がほとんどなかったので、まずは基礎を固めたくて4級から受検することに。周囲からは「テキストの赤字・太字で書かれている部分だけ覚えれば?」というアドバイスもあったのですが、むしろ写真のキャプションや欄外に書かれている注釈が面白くて、テキストは隅から隅まで読み込みました。まだ娘が幼いため、勉強する時間は寝かしつけが終わった21時以降がほとんど。それでも、夢中になってテキストを読むうちに気づけば夜中の1時、2時ということもよくありました。
勉強をするまでは「世界遺産といえば海外のもの」という意識だったのですが、日本国内にも数多くの遺産があることに驚かされました。どちらかといえば建造物よりは雄大な自然が好きだったのですが、検定のおかげで遺跡や建築物に対する興味も芽生えました。特に興味を持ったのは長崎の「端島(軍艦等)」ですね。炭鉱時代の雰囲気を伝える独特の光景は、いつか見てみたいですね。
―― 撮影してみたい世界遺産と、今後の目標を教えてください。
事前知識がなかった分、世界遺産は学べば学ぶほど行きたい場所が増えていきます。滝が好きなので「イグアスの滝」には行ってみたいですし、動物の写真を撮影しにアフリカにも行きたい! 「どこに行けば野生動物が見れるかな」なんて考えながら自然遺産の勉強をするのも楽いですね。文化遺産では「ペトラ遺跡」に惹かれます。
写真を撮影するときには、対象の魅力を120%引き出せるように心がけています。検定で勉強した遺産を訪れた際は、写真を見た人が「いつか行ってみたい!」と思えるような、素敵な写真を撮りたいですね。時間はかかるかもしれませんが、検定は1級の取得が目標です。自分のペースで楽しみながら勉強して、行きたい場所・写真におさめたい場所を増やしていきたいと思います。
(2019年5月)