認定級 マイスター・1級・2級・3級
矢吹 璃奈 さん
大学生
―― 矢吹さんは大学3年の12月にマイスターに合格されました。大学生でマイスターまで取得された方は珍しいのですが、世界遺産検定を受けようと思ったきっかけは?
東海大学は世界遺産の団体受検を実施しています。私も入学後にポスターやチラシで受検のことを知り、面白そうだな、トライしてみようという気持ちになりました。観光学を専攻していて、将来的に資格が役に立つかも知れないという思いもあり、在学中に1級まで取得したいと思っていました。
―― マイスターを取得するまでの勉強方は?
3級はテキスト中心、2級はテキスト+過去問です。サークル活動やアルバイトもしていたのでテキストは主に通学の電車の中で読み、過去問はまとまった時間がある時にトライしていました。
1級からはWeb対策講座を受講しました。Web講座で流れをつかんで、覚えにくい内容、たとえば人物の名前などは暗記カードを作って覚えていきました。日本の歴史や世界の歴史、世界各国の事情、様々な建築様式など色々な知識が広がって、勉強すればするほど「もっと深く勉強したい」という気持ちになり、どんどんはまっていった感じです(笑)。3回目の挑戦で1級に合格した時は、本当に嬉しかったです!
マイスターの時はまずは基礎知識を洗い直し、それから世界遺産の関連本を読んでいきました。ハーグ条約や富岡製糸場に関する本などです。そしてそれぞれのテーマに沿って1200字で書いてまとめる練習をしました。
―― マイスターに合格して周囲の反応はいかがでしたか?
周りの友達や先生たちが喜んでくれて、「世界遺産検定ってどんなの?」「世界遺産検定について調べてみた」などと言ってくれました。合格できて嬉しかったですが、周囲の人たちが世界遺産や検定に興味を持ってくれたこともとても嬉しかったです。
―― 世界遺産の知識は役に立っていますか? また卒業後はどのように活用していきたいと思っていますか?
今までにインターンシップを3回体験しました。観光業界では「マイスターを持っているんですね」と真っ先に話題になりましたし、他の業界でもどのように検定を克服していったか評価の対象になったと思います。卒業後は旅行会社などで、世界遺産の知識を活かしてお客様に喜んで頂けるようなお仕事をしてみたいと思っています。
―― 最後にこれから検定を受ける人たちにメッセージを。
私自身世界遺産に詳しいとか旅の経験が豊富というわけではなく、ただ「面白そう」というのが受検のきっかけでした。そして検定にチャレンジし続けるうちにどんどん勉強が楽しくなり、目標の1級をクリアしたあとさらにマイスターに挑戦してみたいと思うようになりました。今振り返って思うのは、自分で限界を決めずに勉強を続ければ、マイスターは決して遠い存在ではないということです。大切なのはあきらめずにチャレンジし続けること。ぜひみなさんも頑張ってチャレンジして下さい!
(2015年3月)