3級テキスト

きほんを学ぶ世界遺産100 <第4版>
世界遺産検定3級公式テキスト

発売日:2023年3月20日
定 価:本体1,600円+税
体 裁:A5判・184ページ/電子版あり

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本の内容

世界遺産検定3級に対応した公式テキストです。
2023年3月時点で登録されている日本の遺産25件と、高校の歴史や地理の学習で登場する遺産を中心に、世界の遺産100件を写真つきで紹介しています。
日本の遺産は世界の遺産と見開きで対比させ、日本と世界の共通点や相違点を意識しやすい作りになっています。
世界の遺産は「ルネサンス」や「巨石文明」、「地震」などのテーマでまとめられており、世界の多様性を学ぶのと同時に、世界の共通点を学ぶことができます。また「英語で読んでみよう!」では45件の遺産を英語で説明しています。英語で遺産の説明を読むことで、世界遺産の学習を国際理解学習につなげることができます。
3級試験はこのテキストから9割以上が出題されます。

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目次とページサンプル

公式テキスト英語訳

資料名資料
<英語で読んでみよう!>日本語訳(3級)
和訳は旧テキスト(2021年3月発行)の英文にも対応しています。
遺産名から該当する和訳をご確認ください。
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訂正・更新情報

書籍名訂正・正誤表
きほんを学ぶ世界遺産100<第4版>世界遺産検定3級公式テキストpdf

資料

資料名 
NEW! 2024年新情報pdf
2023年新情報pdf
2021年新情報と「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」「北海道・北東北の縄文遺跡群」pdf
2019年新情報と「百舌鳥・古市古墳群」pdf
2018年新情報と「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」pdf
2017年新情報と「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群 」pdf
2016年新情報と「ル・コルビュジエの建築作品」pdf
2015年新情報と「明治日本の産業革命遺産」pdf
2014年新情報と「富岡製糸場と絹産業遺産群」pdf

重要語句リスト

語句・説明よみかた掲載ページ
世界遺産条約関係省庁連絡会議
2023年3月時点で、外務省、文化庁、環境省、林野庁、水産庁、国土交通省、宮内庁、内閣官房、経済産業省で構成されている。
せかいいさんじょうやくかんけいしょうちょうれんらくかいぎ3級16
平和のとりで
戦争の原因である「怒り」や「憎しみ」を外に出さないように、心の中に築くべきとりで。ユネスコ憲章原文では、"the defences of peace"と表現されている。
へいわのとりで3級19
無形文化遺産保護条約
伝統的舞踊や音楽、演劇、工芸技術、祭礼等の無形文化遺産を守り伝えるため、2003年に採択された条約。2023年1月時点の締約国数は180ヵ国。日本は2004年に締結した。
むけいぶんかいさんほごじょうやく3級21
全10項目からなる登録基準
世界遺産リストに記載されるためには、10ある登録基準のうちひとつ以上に当てはまる必要がある。登録基準(ⅰ)~(ⅵ)は文化遺産、(ⅶ)~(ⅹ)は自然遺産の価値に相当し、複合遺産は両方の登録基準を含む。
ぜんじゅっこうもくからなるとうろくきじゅん3級24
果てしない草原
「セレンゲティ」はマサイ語で「果てしない草原」を意味する。『セレンゲティ国立公園』は面積1万4,763㎢の広大なサバナである。
はてしないそうげん3級27
三内丸山遺跡
青森県青森市にある、紀元前3900年~前2200年頃の縄文遺跡群。竪穴住居や掘立柱建物などの跡や、日本最多となる2,000点以上の土偶が出土している。『北海道・北東北の縄文遺跡群』の構成資産。
さんないまるやまいせき3級28
大湯環状列石
秋田県鹿角市にある、紀元前2000年~前1500年頃の縄文遺跡群。
おおゆかんじょうれっせき3級28
先土器新石器時代
東地中海沿岸地域や南東アナトリア、メソポタミア周辺における考古学の時代区分で、若干のばらつきはあるが、おおよそ紀元前1万年頃~紀元前6,500年頃を指す。狩猟採集社会から農耕社会への過渡期にあった。
せんどきしんせっきじだい3級29
祭祀・儀礼に使用された
『ギョベクリ・テペ』で見つかった巨石構造物は、石柱の配置や動物の彫刻などから、祭祀・儀礼に使用されたと考えられている。
さいし・ぎれいにしようされた3級29
ブナ
ブナ科ブナ属の落葉広葉樹。「ブナ」という種は日本の固有種である。北海道から本州、四国、九州まで分布する。
ぶな3級30
ニホンカモシカ
ウシ科の動物で、日本の固有種。特別天然記念物に指定されている。
にほんかもしか3級30
シェルパ
ネパールに暮らすチベット系の少数民族。登山のポーターとしても活躍している。
しぇるぱ3級31
ギョルギス聖堂
12世紀末頃、エチオピアにあったザグウェ朝の7代国王ラリベラが、都を「第二のエルサレム」にしようとして建てた11の聖堂のひとつ。聖堂群の中で最も新しい。ギリシャ十字形が特徴。
ぎょるぎすせいどう3級33
権現造り
本殿と拝殿を「相の間」と呼ばれる細長い部屋でつなぎ、一棟の建物とする神社建築様式。日光東照宮本社が代表例。
ごんげんづくり3級34
始皇帝
(前259~前210)中国の戦国時代にあった秦の王で、前221年に中国を初めて統一した人物。「始皇帝」は称号で、名は嬴政(えい・せい)とされる。
しこうてい3級35
ポール・ブリュナ
(1840~1908)フランス出身の生糸技師。リヨンで製糸技術を学び、明治時代の日本で、お雇い外国人として富岡製糸場の建設に携わった。
ぽーる・ぶりゅな3級36
木骨レンガ造
木造の骨組みにレンガを積んで並べた、西洋伝来の建築工法。富岡製糸場の繭倉庫(置繭所)や操糸場で用いられている。
もっこつれんがづくり3級36
フランソワ1世
(1494~1547)フランスのヴァロワ朝第9代王(在位1515~1547)。ハプスブルク家と対峙しイタリア戦争を展開した。レオナルド・ダ・ヴィンチなど芸術家を保護した。
ふらんそわいっせい3級37
適応放散
生物が、環境に合わせて形態を変化させ、単一の祖先から種分化を繰り返してゆくこと。
てきおうほうさん3級38
グリーンアノール
アメリカ合衆国南東部原産のイグアナ科に属する生物。ペットや貨物由来で小笠原諸島へ侵入し、小笠原の貴重な生物を捕食して生態系に悪影響を与えている。
ぐりーんあのーる3級38
チャールズ・ダーウィン
(1809~1882)英国の博物学者。ガラパゴス諸島の調査で、進化論のアイデアを得て『種の起源』を著した。
ちゃーるず・だーうぃん3級39
トランスバウンダリー・サイト
国境を越えて複数の国々が保有する遺産のこと。人為的な国境線にとらわれずに存在する自然遺産や、同じような特徴をもつ複数の遺産が国境を越えて存在する際、多国間の下で遺産を保護・保全するため、この概念が用いられる。
とらんすばうんだりー・さいと3級40
ピロティ
建物の一階部分を柱のみ残して二階の床を支える建築様式、またはその空間のこと。ル・コルビュジェが打ち出した近代建築の概念のひとつ。ピロティはフランス語で「杭」を意味する。
ぴろてぃ3級40
ヨーン・ウッツォン
(1918~2008)デンマーク出身の建築家。シドニーのオペラハウスの画期的なデザインを提案したが、工事が難航するなどしてオペラハウス建設中に設計監督を辞任した。
よーん・うっつぉん3級41
成層火山
噴火により、粘度の低い溶岩や堆積物が積み重なって形成される火山のこと。
せいそうかざん3級42
御師
富士山への巡礼者の宿坊や食事の手配、案内を行った人々のこと。
おし3級42
世界で初めて「文化的景観」の価値が認められ
トンガリロ国立公園の一帯は、ニュージーランドの先住民マオリの聖地で、古くから信仰の対象であった。英国の植民地になると、マオリは入植者による乱開発を防ぐため、土地を政府に寄進する代わりに国家の保護下に置くことを提言。その結果、国立公園として保護されることになった。世界遺産にも、当初は3つの火山の周辺だけが自然遺産として登録されていた。一方、この地が国立公園に指定されるきっかけをつくったマオリの文化と自然とを分けて考えることは困難であった。1992年に文化的景観の概念が世界遺産委員会で採択されると、翌年に世界で初めて文化的景観の概念が認められ、複合遺産として拡大登録された。
せかいではじめて「ぶんかてきけいかん」のかちがみとめられ3級43
大家族制
家長夫妻とその弟姉妹、結婚した姉妹の子供、家長の長男夫婦とその弟姉妹などが、数世代にわたり1軒の家屋で共同生活を営む生活様式。特に耕作地の少ない一部の地域でみられた。
だいかぞくせい3級44

合掌造り家屋の茅葺き屋根の葺き替え作業などを行う相互扶助組織。
ゆい3級44
節税対策
トゥルッリが単純なつくりである理由は、かつて「漆喰で塗装された屋根のある部屋」に課税されており、この地の領主が国王の徴税人が来ると、住民に屋根を取り壊させて納税額を少なく済ませようとしていたためという説がある。
せつぜいたいさく3級45
平安京遷都
平安京は、794年に桓武天皇によって造営された都。政治の一新や社会不安からの解放のため、平城京と長岡京を経て平安京へ遷都された。中国の唐の諸都城を規範に、東西4.5km、南北5.1kmの広さをもった。
へいあんきょうせんと3級46
応仁の乱
1467~77。室町幕府第8代将軍の足利義政の後継者争いに端を発する戦乱。京都の市街地は焼け野原と化し、多くの神社仏閣が焼失した。
おうにんのらん3級46
聖武天皇
(701~756)奈良時代の天皇(在位724~749)。仏教に深く帰依し、不安定な国内を仏教の力で安定させようとした。東大寺大仏の建立で知られる。遺品は正倉院正倉に納められている。
しょうむてんのう3級48
現存する世界最古の木造建造物群
法隆寺西院の金堂、五重塔、中門、回廊と、法起寺の三重塔など、8世紀以前に建造された11棟の建物は、現存する世界最古の木造建造物とされる。
げんぞんするせかいさいこのもくぞうけんぞうぶつぐん3級50
エンタシス
柱の中央部に施されたふくらみのこと。ギリシャ建築などで用いられた。
えんたしす3級50
ティムール朝
1370~1507。チャガタイ・ハン国出身のティムールが創始したイスラム王朝。ティムール在位時には中央アジアから西アジアにまで版図を広げた。
てぃむーるちょう3級51
日本で初めて「文化的景観」の概念が認められた
2004年に世界遺産に登録された『紀伊山地の霊場と参詣道』は、各霊場が参詣道によって結ばれ、自然景観と一体になった景観が守られてきたことから、日本で初めて「文化的景観」の概念が認められた。
にほんではじめて「ぶんかてきけいかん」のがいねんがみとめられた3級52
神仏習合
日本古来の神道と大陸伝来の仏教思想が融合されるなかで主張されるようになった宗教思想。平安時代には仏や菩薩が神の姿となって現れたとする本地垂迹説が広がった。
しんぶつしゅうごう3級52
道の遺産
ユネスコは「道の遺産」の定義を明確に示していないが、世界遺産には、道が構成資産に含まれ、顕著な普遍的価値の重要な位置を占める遺産がいくつか登録されている。「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミノ・フランセスとスペイン北部の道」や「紀伊山地の霊場と参詣道」、「シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網」などは、そのような遺産の一例として挙げられる。
みちのいさん3級53
前方後円墳
古墳時代(3世紀中ごろ~6世紀後半ごろ)に築かれた古墳の形状のひとつ。円墳(円)と方墳(四角)を組み合わせた、鍵穴のような形をしている。日本の巨大な古墳の多くが前方後円墳だが、なぜこのような形なのかは明らかではない。
ぜんぽうこうえんふん3級54
仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)
百舌鳥エリアにある日本最大規模の前方後円墳。墳丘の全長は約486m、高さ約35.8mで世界三大墳墓のひとつとされる。周囲を三重の濠が取り囲んでいる。
にんとくてんのうりょうこふん(だいせんこふん)3級54
池田輝政
(1564~1613)安土桃山時代~江戸時代初期の戦国武将で、姫路藩初代藩主。1600年の関ヶ原の戦い後に姫路城の城主となった。9年に及ぶ大改修を経て、姫路城を現在とほぼ同じ姿に整えた。
いけだてるまさ3級56
城壁が城館や街全体を囲む
ヨーロッパの城塞都市は、城壁が城館や街全体を囲むという特徴がある。一方、日本の近世城郭は石垣や水堀などで内外が区画され、城の周囲に城下町が築かれた。
じょうへきがじょうかんやまちぜんたいをかこむ3級57
間歩
銀鉱石を採掘するための手掘りの坑道のこと。石見銀山遺跡には600を超える間歩が残る。
まぶ3級58
価格革命
大航海時代以降、ヨーロッパが進出したアメリカ大陸から大量に銀が流入したことで、ヨーロッパの銀の貨幣価値が下落し、物価が大幅に上昇した現象。固定地代の収入に依存していた領主層の没落を促した。
かかくかくめい3級59
平清盛
(1118~1181)平安時代末期の武将。保元の乱で勝利を収めて勢力を増すと、平氏政権を樹立し、日宋貿易を促進した。武士として初めて太政大臣に命ぜられた人物でもある。
たいらのきよもり3級60
弥山
厳島神社背後にある、標高約530mの山。古くから信仰の対象で、かつては厳島全体がご神体だった。弥山原始林は1929年に国の天然記念物にも指定されている。
みせん3級60
登録基準(ⅵ)のみで登録されることがある
登録基準(ⅵ)は通常ほかの基準と合わせて用いられることが望ましいとされるが、「負の遺産」と考えられる遺産は登録基準(ⅵ)のみで登録されることがある。
とうろくきじゅんろくのみでとうろくされることがある3級62
ホロコースト
ナチス・ドイツによって行われた、ユダヤ人の組織的な迫害と大量殺戮行為のこと。600万のユダヤ人らが犠牲になったとされる。
ほろこーすと3級63
現在稼働中の施設が含まれる
稼働中の資産を含むことから、文化財保護法に加え、景観法や港湾法などを組み合わせて保護計画が立てられており、文化庁ではなく内閣官房が推薦した。
げんざいかどうちゅうのしせつがふくまれる3級64
エイブラハム・ダービー1世
(1678~1717)石炭コークスで鉄鉱石を融解する製鉄法を発明した人物。同姓同名の子(2世)と孫(3世)がおり、2世は銑鉄の実用化を進め、3世は世界初の鉄橋アイアンブリッジを建設した。3代にわたり、イギリスの産業革命を支えた。
えいぶらはむ・だーびーいっせい3級65
宗像三女神
天照大神の三女神で、宗像大社に祀られている神。沖津宮に田心姫神(たごりひめのかみ)、中津宮に湍津姫神(たぎつひめのかみ)、辺津宮に市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られており、三社一体の信仰が形成されている。
むなかたさんじょしん3級66
アポロン神殿
紀元前5世紀以降に、デロス島に建てられた神殿。島出身の太陽神アポロンを祀っていた。現在は土台のみが残る。
あぽろんしんでん3級67
大浦天主堂
開国により来日した宣教師が1864年に建てたゴシック様式の教会。1862年に列聖された26人の殉教者に捧げられ、正式名称は「日本二十六聖殉教者聖堂」という。1865年の「信徒発見」の舞台となった。
おおうらてんしゅどう3級68
信徒発見
1865年に浦上地区の潜伏キリシタンたちが大浦天主堂を訪れ信仰を告白したできごと。「奇跡」としてローマ教皇にも伝えられた。
しんとはっけん3級69
フランシスコ・ザビエル
(1506頃~1622)スペイン出身のイエズス会宣教師。ポルトガル王の要請でインドのゴアに派遣された。1549年に訪日し、日本に初めてキリスト教を伝えた。
ふらんしすこ・ざびえる3級69
植物の垂直分布
標高が上がるごとに植生が変化していくこと。標高2,000mの山岳を有する屋久島は、日本列島の北から南までの気候を併せもち、それに適応した自然植生がみられる。海岸沿いの亜熱帯の植物から、温帯の照葉樹林、針葉樹林、冷温帯の落葉樹へと変化し、山頂付近では亜寒帯の植物が育つ。
しょくぶつのすいちょくぶんぷ3級70
コロラド川
アメリカ合衆国西部とメキシコ合衆国北部を流れる川。長さは約2,330kmで、カリフォルニア湾に注ぐ。
ころらどかわ3級71
アマミノクロウサギ
ウサギ科に分類され、アマミノクロウサギのみで1属1種を構成する。日本の固有種で、奄美大島と徳之島にのみ生息する。目と耳が小さく、足が短い等の特徴がある。特別天然記念物に指定されている。
あまみのくろうさぎ3級72
イリオモテヤマネコ
ネコ科に分類される野生動物で、西表島にのみ生息する。推薦地に生息する唯一の食肉目。特別天然記念物に指定されている。
いりおもてやまねこ3級72
タスマニアデビル
世界最大の肉食有袋類。一般的な体長は60センチ前後で、顎の力が非常に強い。「デビル顔面腫瘍性疾患」と呼ばれる伝染病により大幅に数を減らし、絶滅危惧種に指定された。
たすまにあでびる3級73
護佐丸
(?~1458)15世紀の有力按司。中三王の尚巴志に仕え、座喜味城の築城や、中城城の拡張を行ったと考えられている。
ごさまる3級74
阿麻和利
(?~1458)15世紀に勝連城を拠点とした有力按司。琉球王国の支配に最後まで抵抗した。1458年に琉球王の重臣であった護佐丸を滅ぼし、首里城を攻めるも大敗した。
あまわり3級74
マラッカ王国
14世紀末にマラッカ海峡を支配して成立した王国。首都のメラカは「84の言葉が聞かれる町」と称された。
まらっかおうこく3級75
伝統的手工業
「佐渡島の金山」では、金の採掘から精錬までの一連の作業が手工業で行われていた。
でんとうてきしゅこうぎょう3級77
幕藩体制
江戸時代の日本における、幕府と藩による支配体制。
ばくはんたいせい3級77
藤原宮跡
藤原京(694~710)の中心であった藤原宮の遺跡。日本の宮殿では初めて中国式の宮殿様式が採用された。天皇の公的空間と私的空間が区画されており、続く平城京や長岡京、平安京の宮殿様式の源流となった。
ふじわらきゅうせき3級78
源頼朝
(1147~1199)平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。平氏や奥州藤原氏を滅ぼし、初の武家政権である鎌倉幕府を開いた。
みなもとのよりとも3級78
柳之御所遺跡
藤原清衡・基衡の屋敷跡と伝わる遺跡。発掘調査の結果、大量の遺物や遺構が発見され、奥州藤原氏との関連が深い遺跡であることが判明した。
やなぎのごしょいせき3級78
クロマニョン人
約4万年前以降にヨーロッパに分布した新人(現生人類)。
くろまにょんじん3級80
アウストラロピテクス・アファレンシス
約300万年前に存在していたと考えられる猿人。
あうすとらろぴてくす・あふぁれんしす3級81
環状列石
石を円形状に並べた遺構のこと。
かんじょうれっせき3級82
ドルメン
複数の石で石室をつくり、その上に巨大な石の板をのせた墓のこと。
どるめん3級83
アケメネス朝ペルシア
紀元前550~紀元前330。古代オリエントを統一したペルシア人王朝。
あけめねすちょうぺるしあ3級84
ゾロアスター教
紀元前6世紀頃に古代ペルシアで成立した宗教。ゾロアスターは創始者の名とされる。この世は光の神アフラ・マズダーと、暗黒の神アーリマンの闘争であるという善悪二元論的な世界観を説く。火を崇拝の対象としたことから拝火教とも呼ばれる。
ぞろあすたーきょう3級84
ハンムラビ王
前18世紀頃のバビロン第一王朝の第6代王。メソポタミアを統一し、ハンムラビ法典を発布した。
はんむらびおう3級85
アブ・シンベル神殿
古代エジプト新王国時代第19王朝の王であるラメセス2世によって築かれた神殿。ナイル河岸の岩山を掘削して造られた。
あぶ・しんべるしんでん3級86
ラメセス2世
古代エジプト新王国時代の第19王朝代王(在位:前1279ごろ~前1213ごろ)。歴代ファラオでも長い期間在位し、エジプト各地に巨大な建造物を築いた。ヒッタイトと戦を繰り返したが、後に世界初の平和条約を締結した。
らめせすにせい3級86
クフ王
古代エジプト古王国時代の第4王朝王。ギザの三大ピラミッドのひとつ、クフ王のピラミッドを建造したことで知られる。
くふおう3級87
パルテノン神殿
古代ギリシア時代、ペルシア戦争の勝利を記念して、戦いと知恵の女神アテナに捧げるために築かれた神殿。アテネのアクロポリスの上に立つ。
ぱるてのんしんでん3級88
女神アテナ
ギリシャ神話に登場する、戦いと知恵をつかさどる神。
めがみあてな3級89
フォロ・ロマーノ
古代ローマ時代の遺跡。紀元前6世紀~前3世紀まで古代ローマの政治や市民生活の中心地であった。
ふぉろ・ろまーの3級89
コロッセウム
ローマ帝政時代の紀元80年に築かれた円形闘技場。剣闘士競技などの見世物が行われ、約5万人の観客を収容することができた。
ころっせうむ3級90
コンスタンティヌスの凱旋門
古代ローマ皇帝のコンスタンティヌス1世の勝利を記念して建てられた凱旋門。ローマ帝国最大の凱旋門とされる。
こんすたんてぃぬすのがいせんもん3級91
儒学
中国の春秋時代の思想家である孔子(前551頃~前479)の教えに基づく学問のこと。
じゅがく3級95
アンコール・ワット
クメール人王朝のアンコール朝の都市遺跡で、最大の寺院。12世紀前半にヒンドゥー教寺院として築かれたが、後に仏教寺院に改修された。遺跡全体でヒンドゥー教の世界観を表現している。
あんこーる・わっと3級96
アンコール・トム
クメール人王朝のアンコール朝最大の都城。13世紀初頭の造営。仏教を信仰したジャヤヴァルマン7世が築いたため、建造物は仏教的要素が強い。
あんこーる・とむ3級96
ダライ・ラマ
チベット仏教における最高の称号。ダライは大海、ラマは師を意味し、観音菩薩の化身であるとされる。
だらい・らま3級98
フェルディナント・フォン・リヒトホーフェン
(1833~1905)ドイツの地理学者。1860年以降日本や中国、東南アジアの調査を行った。近代地理学や地形学の創始者であり、「シルク・ロード」の命名者である。
ふぇるでぃなんと・ふぉん・りひとほーふぇん3級100
ソグド人
中央アジアのイラン系の民族。オアシスを拠点に東西貿易に従事した。
そぐどじん3級100
九層楼
7世紀末に築かれた木造の楼閣。9階建ての建物で高さは40mを超える。内部には高さ35mの弥勒菩薩坐像が安置されている。
きゅうそうろう3級102
敦煌文書
1900年に莫高窟で発見された文書群。主に4世紀~11世紀のものとされ、経典や写本、絵画など5万点以上に及ぶ。史料的な価値が非常に高いが、イギリスやフランス、ロシア、日本などの探検家が文書を持ち帰り、世界各地に四散した。
とんこうもんじょ3級102
蓮華手菩薩
蓮の花を手に持つ菩薩の姿を描いた彩色壁画。アジャンターの石窟寺院群の第1窟にある。
れんげしゅぼさつ3級103
上座部仏教
仏教の宗派のひとつ。戒律を重視し、出家して修行を積むことで解脱を目指す。現在はタイやミャンマー、カンボジア、スリランカなどで広く信仰されている。
じょうざぶぶっきょう3級104
ワット・マハータート
ワット・マハータートとは、仏舎利を納める寺院のこと。スコータイ朝のワット・マハータートは、スコータイ最大の寺院で、初代王が建造したと伝わる。
わっと・まはーたーと3級104
校倉造り
角材を井桁に積み重ねて外壁とする造り。日本では奈良の東大寺正倉院が代表例である。
あぜくらづくり3級105
コンスタンティノープル
330年にローマ皇帝のコンスタンティヌス1世が建設した都市。古代ギリシャ時代に築かれた植民都市ビザンティオンを占領し、ローマから遷都した。ローマ帝国分裂後はビザンツ帝国の都となり、西ローマ帝国が滅亡した後も繁栄した。1453年、オスマン帝国によってビザンツ帝国が滅ぼされるとオスマン帝国の都となった。
こんすたんてぃのーぷる3級106
アッバース1世
(1571~1629)サファヴィー朝第5代王。オスマン帝国に勝利して土地を回復し、西ヨーロッパ諸国と外交関係を開いた。アッバース1世が遷都したイスファハーンは政治や商業の拠点として繁栄した。
あっばーすいっせい3級108
アリー・カプー宮殿
15世紀のティムール朝時代に築かれた宮殿に、アッバース1世が2層の建物を付設したもの。
ありー・かぷーきゅうでん3級108
ムムターズ・マハル
(1593~1631)ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの愛妃。ムムターズ・マハルは称号。遠征中に14人目の子どもを出産した後に亡くなった。
むむたーず・まはる3級109
ノートル・ダム大聖堂
ノートル・ダム大聖堂とは、聖母マリアに捧げられた大聖堂のこと。ノートル・ダムはフランス語で「私たちの貴婦人」を意味し、フランス語圏の諸都市に築かれている。パリのノートル・ダム大聖堂は、12~13世紀に建てられたゴシック様式の建物。2019年の火災で尖塔などが焼失し、修復作業が続いている。
のーとる・だむだいせいどう3級112
セーヌ県知事オスマン
(1809~1891)フランスの政治家。セーヌ県知事となり、ナポレオン3世の治世にパリの大改造を行った。
せーぬけんちじおすまん3級112
サン・マルコ大聖堂
ヴェネツィアにあるビザンツ様式の大聖堂。9世紀に聖マルコの聖遺物を祀る聖堂として建てられ、11世紀にビザンツ様式に改築された。
さん・まるこだいせいどう3級114
ドゥカーレ宮殿
ドゥカーレ宮殿とは、総督などの宮殿のこと。ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿は、9世紀に建造され、14世紀にヴェネツィア共和国総督の邸宅に改築された建物。ティントレットやティツィアーノの作品などが飾られている。
どぅかーれきゅうでん3級114
ホルステン門
ドイツのリューベックにある、15世紀に造られた城門。レンガ造りの重厚な門だが、重みによって傾いている。
ほるすてんもん3級115
レコンキスタ
イベリア半島において、8世紀から1492年まで約800年にわたり続いた、キリスト教勢力の再征服運動。イスラム勢力を駆逐し、国土を回復することを目指した。
れこんきすた3級116
ヘネラリーフェ離宮
アルハンブラ宮殿の夏の避暑地として築かれた建物。
へねらりーふぇりきゅう3級116
フリードリヒ2世
(1194~1250)神聖ローマ皇帝。第5回十字軍を指揮し、イスラム勢力と和平を結んでエルサレム王となった。ラテン語やアラビア語を操り、イスラム文化にも造詣が深く「王座上最初の近代人」と称された。
ふりーどりひにせい3級117
教会大分裂(大シスマ)
1378~1417年に、ローマとフランスのアヴィニョンに教皇が擁立され、教会が分裂した事態。教皇と教会の権威を大きく低下させた。
きょうかいだいぶんれつ(だいしすま)3級118
教皇庁宮殿
フランスのアヴィニョンに立つ宮殿。1309~1377年の教皇のバビロン捕囚の時代に、歴代の教皇の住居となった。
きょうこうちょうきゅうでん3級118
95ヵ条の論題
1517年にマルティン・ルターがヴィッテンベルク城の付属聖堂に貼り出した文書。カトリック教会の贖宥状販売を批判し、信仰によってのみ魂が救われると主張した。
きゅうじゅうごかじょうのろんだい3級119
ルネサンス
古代ギリシャ・ローマの文化を模範としながら、人間中心の世界観(人文主義)を尊重しようとする文化運動。
るねさんす3級120
メディチ家
ルネサンス期のイタリアのフィレンツェで、強大な財力と政治力をもった一族。芸術家を保護し、ルネサンスの発展を支えた。
めでぃちけ3級120
ピサの斜塔
イタリアのピサにある大聖堂の鐘楼。軟弱な地盤のため、1173年の着工当初から傾いていることで知られる。
ぴさのしゃとう3級122
ガリレオ・ガリレイ
(1564~1642)イタリアのピサ出身の数学者、天文学者。コペルニクスの地動説を支持し、それを理由に異端審問で有罪判決を受けた。振り子の等時性を発見したことでも知られる。
がりれお・がりれい3級122
テノチティトラン
14~16世紀にメキシコ高原に栄えたアステカ帝国の都。湖に浮かぶ水上都市であった。現在のメキシコ・シティは、テノチティトランの廃墟の上に建設された。
てのちてぃとらん3級123
ウスペンスキー大聖堂
ウスペンスキー大聖堂とは、正教会において、一般に聖母マリアの永眠を記念する大聖堂のこと。ウスペンスキーは永眠を意味するロシア語に由来し、日本語では「生神女就寝大聖堂」ともいう(生神女は正教会において一般に聖母マリアを、就寝は聖母マリアの永眠を指す)。モスクワのウスペンスキー大聖堂はイヴァン3世によって築かれ、歴代の皇帝の戴冠式が行われた。
うすぺんすきーだいせいどう3級124
聖ワシリイ大聖堂
16世紀にイヴァン4世がカザン・ハン国への勝利を記念して建てた大聖堂。玉ネギ型のドームが特徴である。
せいわしりいだいせいどう3級124
アタワルパ
(?~1533)インカ帝国最後の皇帝。スペインの征服者ピサロによって処刑された。
あたわるぱ3級126
マヤ文明
前1000年ごろ~紀元16世紀にかけて、ユカタン半島で続いたマヤ族の文明。4~9世紀に繁栄し、高度な都市文明を形成した。数学や天文学の知識を有し、二十進法による表記法や正確な暦法を使用していた。
まやぶんめい3級127
長耳族
パスクア島に居住していたポリネシア系の民族。10世紀ごろにモアイ像の建造を始めた。
ながみみぞく3級128
ワシャクラフン・ウバーフ・カウィル王(18ウサギ王)
(7世紀~8世紀半ば)コパン王朝の第13代王(在位695~738)。コパンを軍事、商業の両面から発展させた。建造物26の神聖文字の階段を築いたという説もある。
わしゃくらふん・うばーふ・かうぃるおう(じゅうはちうさぎおう)3級129
神聖文字の階段
アクロポリス北側の神殿26に設けられた62段の階段。2,200以上のブロックにマヤ文字が刻まれており、マヤ文字の解明に大きく貢献した。
しんせいもじのかいだん3級129
紫禁城
中国の北京にある明・清代の皇帝の居城で、政治の中枢が置かれた場所。清王朝崩壊後の1925年から故宮博物院として一般公開されている。
しきんじょう3級130
太和殿
紫禁城外朝にある建物で、中国最大の木造建築。1420年に創建されたが、火災によって1695年に再建された。紫禁城のほぼ中央に位置し、皇帝の即位の儀礼が行われた。
たいわでん3級130
カイディン帝陵
グエン朝第12代皇帝のカイディンの陵墓。バロック様式を取り入れ、東洋と西洋の建築様式が混在している。
かいでぃんていりょう3級131
サンコーレ・モスク
マリ共和国のトンブクトゥにあるモスク。14世紀に築かれ、アフリカ最初といわれる大学が設置された。モスクの壁から突き出た木材は、修復の足場となる。
さんこーれ・もすく3級132
ウルル
オーストラリア大陸中央部に位置する、世界で2番目に大きな一枚岩。含有鉄分が酸化した赤い岩肌が特徴。標高は約860mで、周囲の長さは約9.5km。オーストラリア植民地総督の名にちなんだエアーズ・ロックという名称も知られる。
うるる3級134
鏡の間
ヴェルサイユ宮殿にある鏡張りの回廊。全長約73m、幅約10mの空間で、アーチ型の窓と鏡が埋め込まれている。第一次世界大戦の講和会議では、条約が調印された。
かがみのま3級136
フェリペ2世
(1527~1598)ハプスブルク家スペインの王(在位1556~1598)。スペイン絶対王政の最盛期を築き、その繁栄は「太陽の沈まぬ国」と称された。
ふぇりぺにせい3級137,149
マリア・テレジア
(1717~1780)ハプスブルク家の君主(在位1740~1780)。1740年にハプスブルク家の全領土を継承し、神聖ローマ帝国の実質的な女帝となった。
まりあ・てれじあ3級138
ロココ様式
宮廷文化(サロン文化)が花開いた時代に栄えた、バロックの延長上にある華麗な室内装飾が特徴の様式で、富裕層の住居などを中心に流行した。貝殻や植物紋様、紋章の縁取りなどを組み合わせたモチーフや、曲線、淡い色彩などのほか、壁面と天井に境目がない構造も特徴。
ろここようしき3級138
サンスーシ宮殿
プロイセンのフリードリヒ2世(大王)が造営した夏の離宮。基本構想もフリードリヒ2世自身が立案した。
さんすーしきゅうでん3級139
ウェストミンスター宮殿
イギリスのロンドンを流れるテムズ河畔に立つ建物。11世紀中ごろにエドワード王が建てた。現在は英国の国会議事堂として使用されている。
うぇすとみんすたーきゅうでん3級140
ゴシック・リバイバル様式
英国から国際的に広まった歴史主義様式の1つ。中世のゴシック様式を復興しようとした。
ごしっく・りばいばるようしき3級140
ピョートル大帝
(1672~1725)ロシア帝国のロマノフ王朝の初代皇帝(在位1682~1725)。西ヨーロッパ諸国を歴訪し、ロシアの西欧化や近代化を推進した。スウェーデンを破ってバルト海を支配した。
ぴょーとるたいてい3級141
ベルヴェデーレ宮殿
オーストリアのウィーンにあるバロック様式の宮殿。17~18世紀にかけて造営された。居住用の下宮と、賓客を迎える上宮の2つに分かれており、階段状の噴水を持つ美しい庭園を備えている。
べるゔぇでーれきゅうでん3級142
リンクシュトラーセ
フランツ・ヨーゼフ1世によるウィーン中心部の都市改造で、城壁に敷設された環状道路。道路沿いにはゴシック・リバイバル様式やネオ・ルネサンス様式の国立歌劇場や市庁舎など、新たな公共建築が建設された。
りんくしゅとらーせ3級142
ロバート・オーウェン
(1771~1858)英国の社会革命思想家。労働組合や協働組合の設立に努めた。フランスのサン・シモン、フーリエと並び「空想的社会主義者」のひとりに数えられる。
ろばーと・おーうぇん3級143
独立宣言書
北米の13植民地の代表が、1776年7月4日に独立を宣言した文書。人間が生まれながらに平等であり、生命、自由、幸福追求の権利をもつことを掲げている。
どくりつせんげんしょ3級144
三権広場
ブラジルの首都ブラジリアにある広場。連邦議会議事堂や最高裁判所、大統領府などの政府機関が並ぶ。
さんけんひろば3級145
イフガオ族
フィリピンのルソン島にあるコルディリェーラ山脈に住む少数民族。
いふがおぞく3級148
ナチス・ドイツ
1933〜1945年にナチス政権下にあったドイツを指す。ナチスは国民主義ドイツ労働者党の通称である。全体主義と人種差別主義による政策を展開した。
なちす・どいつ3級150
アラビアオリックスの保護地区
野生種が絶滅したアラビアオリックスの保護地区。1994年に世界遺産に登録されたが、オマーン政府が開発を優先し、保護地区の約90%の削減を決めたため、2007年に世界遺産リストから削除された。
あらびあおりっくすのほごちく3級154
ドレスデン・エルベ渓谷
ドイツのエルベ川沿いの文化的景観で、2004年に世界遺産に登録されたが、架橋計画が歴史的景観を損なうとして2006年に危機遺産リストに記載された。住民投票の結果、橋の建設が実行されたため、2009年に世界遺産リストから削除された。
どれすでん・えるべけいこく3級154
リヴァプール海商都市
大英帝国の繁栄を支えた港湾都市。2004年に世界遺産に登録された。港湾施設を含めた再開発が景観を損ねるとして2012年に危機遺産リストに記載、2021年に世界遺産リストから削除された。
りゔぁぷーるかいしょうとし3級154
嘆きの壁
紀元前1世紀にヘロデ大王によって築かれ、紀元70年にローマ軍に破壊されたエルサレム神殿の外壁の西側の部分。ユダヤ人の聖地となっている。
なげきのかべ3級158
ディアスポラ
民族やコミュニティが故郷の地を離れて各地に分散すること、またはその民族やコミュニティのこと。主にパレスチナの外で暮らすユダヤ人の集団を指す。
でぃあすぽら3級158
奴隷の家
ゴレ島の東海岸にある、かつて奴隷を収容していた建物。現在は博物館となっている。
どれいのいえ3級161
アパルトヘイト
1948年に南アフリカ共和国で法制化された、極端な白人優遇政策。白人以外に参政権を認めず、自由な移動が制限されたり、人種別に居住地域が設けられたりした。国際社会から強い非難を浴び、1991年に撤廃。
あぱるとへいと3級162
ネルソン・マンデラ
(1918~2013)南アフリカの政治家で、同国初の黒人大統領。反アパルトヘイト運動に身を捧げ、政策の撤廃に貢献した。
ねるそん・まんでら3級162
ネパール大地震
2015年4月25日にネパールで発生した大地震。地震の規模はマグニチュード7.8と推定される。ネパールでは約9千人が亡くなるなど、甚大な被害をもたらした。
ねぱーるだいじしん3級163
アレッチュ氷河
スイスにあるアルプス最大の氷河。全長は約23kmある。
あれっちゅひょうが3級167
地球温暖化の影響
現在のペースでアレッチュ氷河の融解が続くと、今世紀末には8~9割が消失するという試算もある。
ちきゅうおんだんかのえいきょう3級167
キラウエア山
ハワイ島にある活火山。1983年以降断続的に噴火を続けており、世界で最も活動的な火山といわれる。なだらかな斜面をもつ楯状火山で、約30万年前に海中に誕生したと考えられている。
きらうえあさん3級168
ホットスポット
地下のマントルからマグマが上昇する場所。
ほっとすぽっと3級168
環太平洋造山帯
太平洋の周囲を取り巻く火山帯。世界の活火山の多くが、この活火山に分布している。
かんたいへいようぞうざんたい3級169
氷河地帯
アルゼンチンの氷河地帯は、南極とグリーランドに続く世界3番目の大きさを誇る。
ひょうがちたい3級170
ウプサラ氷河
ロス・グラシアレス国立公園で最大の氷河。南パタゴニア氷原からアルヘンティノ湖に注いでいる。
うぷさらひょうが3級170
イグアス川
ブラジルとアルゼンチンを流れる河川。下流には「イグアスの滝」が流れる。
いぐあすがわ3級172
ガルガンタ・デル・ディアブロ
悪魔ののど笛の意。「イグアスの滝」の最奥部を流れる滝で、落水によるごう音からその名がついた。
がるがんた・でる・でぃあぶろ3級172
モシ・オ・トゥニャ
ザンビアとジンバブエを流れるヴィクトリアの滝の、現地の呼称。ごう音を響かせる水煙の意。
もし・お・とぅにゃ3級173
セーブルアンテロープ
ウシ科の一種で、アフリカ南部に分布する。アンテロープ(レイヨウ)の中では大型であり、長く湾曲した角が特徴。
せーぶるあんてろーぷ3級173
世界最古かつ最深の湖
ユネスコの世界遺産センターでは、バイカル湖の誕生は2,500万年前、深さは1,700mとしている。
せかいさいこかつさいしんのみずうみ3級175
マサイ族
ケニア南部からタンザニア北部に暮らす先住民。保護区内で遊牧生活を営む。近年は定住し、都市に住む人も増えつつある。
まさいぞく3級176
バルゼア
雨季の増水時に見ずに浸る浸水林のこと。
ばるぜあ3級177
レッサーパンダ
レッサーパンダ科に属する動物。中国の四川省やネパール、ミャンマーなどに生息する。
れっさーぱんだ3級178
レッドリスト
IUCNが作成した絶滅の恐れのある野生動物の種のリスト。種を「未評価(NE)」、「データ不足(DD)」、「低懸念(LC)」、「準絶滅危惧(NT)」、「危急(VU)」、「危機(EN)」、「深刻な危機(CR)」、「野生絶滅(EW)」、「絶滅(EX)」の9つのカテゴリーに分類し、絶滅のリスクの度合いを示す。
れっどりすと3級179
マウンテンゴリラ
ヒト科ゴリラ属の一種。コンゴ民主共和国やウガンダ、ルワンダなどに分布。
まうんてんごりら3級179