自然(旅行)好きなら知っておきたい「世界遺産」
世界遺産は「文化」と「自然」からできている
世界遺産というと歴史的な建物など文化遺産を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
実際に世界遺産のうち約8割が文化遺産です(2020年6月現在)。しかし、世界遺産条約は正式名称を「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」といい、文化遺産と自然遺産の両方を保護するところに特徴があります。
文化遺産に対して数は少ないとはいえ、自然遺産には地球の歴史や生物の多様性を伝える素晴らしい魅力に満ちたものがたくさんあります。
「世界の動物園」と呼ばれる世界遺産
たとえば自然遺産のなかに「世界の動物園」と呼ばれる世界遺産があることをご存じでしょうか?
タンザニア北部に位置する『ンゴロンゴロ自然保護区』です。ここでは絶滅危惧種のクロサイやゾウ、ライオン、ヒョウ、バッファローなどサファリ(野生動物の鑑賞)で人気の「ビッグファイブ」と呼ばれる動物がすべて生息しています。
ダーウィンが来た!『ガラパゴス諸島』
英国の博物学者ダーウィンが進化論のアイデアを得たことで知られる『ガラパゴス諸島』も自然遺産です。
ここに行ったらまず見てみたのがゾウガメ。ガラパゴスはスペイン語でゾウガメを意味する「ガラパゴ」が島名の由来です。さらにダーウィンが進化論のアイデアを得たとされる小型の鳥「フィンチ」も見てみたい動物です。
この鳥のくちばしの形の違いから、進化論という革命的なアイデアが生まれたかと思うと感慨深いものがあります。
知れば知るほど面白い世界遺産。「世界遺産をもっと知りたい!」という人にオススメなのが『世界遺産検定』です。
世界遺産検定ってどんな検定?
世界遺産検定とは、世界遺産を通して国際的な教養が身に付く検定です。2006年に始まって以来、20万人以上が受検し、10万人以上が認定されています。テレビの旅番組やクイズ番組などで紹介されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。検定を取得していることを進学や就職活動の場でアピールすることもできます。