2023年9月1日(金)~2023年12月17日(日)の期間で開催した世界遺産×SDGsチャレンジ!小論文部門は、全国から461人に応募をいただきました。事務局にて厳正なる審査を行い、高校生の部で最優秀賞、優秀賞、入賞が、中学生の部で最優秀賞、優秀賞が選ばれましたので発表いたします。
※なお、中学生の部の入賞は該当者なしでした
高校生の部
最優秀賞(1名)
霞ヶ浦高等学校|斎藤 彩葉 さん
作品タイトル:自分の足元から意識する世界遺産地域について
選んだ世界遺産:古都京都の文化財
選んだSDGs:④質の高い教育をみんなに、⑪住み続けられるまちづくりを、⑭海の豊かさを守ろう、⑮陸の豊かさも守ろう、⑯平和と公正をすべての人に、⑰パートナーシップで目標を達成しよう
審査員より
自分が住む地域から世界遺産を問い直す優れた作品となっています。自身の経験や調べたことをうまく組み合わせながら、「当たり前」を問い直し、世界遺産から自分の住んでいる地域の良さに気づき、それを踏まえて世界遺産の新たなる評価を提示したことは高く評価できます。SDGsを達成し、持続可能な社会を築きたいという意志が読み取れます。
心地のよいエッセイのような文章の中に「何もない」とは「大切なものが見えなくなっている」という深い考察がある。見事です。
「世界遺産」と言えば、各地の有名な遺産を題材に書き出す論文が多い中で、「私の地元には何もない」という逆説的な問いかけから始め、でも、「当たり前すぎで見えなくなっているだけ」に気づく。世界農業遺産など、別視点での「遺産」の価値に気づいたことは大きな成果だった。
地元の人が考える魅力と、外から見た時の魅力の違いというのはとても考えさせられました。外部の視点を取り入れながら地域の文化や景観を保護するのは難しい点もありますが、ぜひ取り組んでいってもらいたいことだと思います。頑張って下さいね。
優秀賞(10名)
玉川学園中等部・高等部|浜田 菜々葉 さん
作品タイトル:教育格差をなくす
尚絅学院中学校・高等学校|櫻井 晄多 さん
作品タイトル:美しい沖縄の自然を保全するために
清泉女学院中学高等学校|佐々木 心音 さん
作品タイトル:目に見えない価値
和歌山県立田辺高等学校|横山 陽菜 さん
作品タイトル:共に生きる
大阪国際中学校高等学校|岡田 沙紀 さん
作品タイトル:身近な見えない
フェリス女学院高等学校|道正 結子 さん
作品タイトル:世界遺産観光の意義
福島成蹊高等学校|佐藤 結来 さん
作品タイトル:平和と戦争を将来の人々に伝え続けるために
岩手県立伊保内高等学校|大崎 英翔 さん
作品タイトル:持続可能な社会の実現
光英VERITAS高等学校|木下 真桜莉 さん
作品タイトル:水の都を守るために
東洋英和女学院中学部・高等部|西脇 久里子 さん
作品タイトル:「観光地」と「住む場所」の両立のために
入賞(19名)
福島成蹊高等学校|齋藤 琴音 さん
作品タイトル:戦争を語り継ぐために
福島成蹊高等学校|太田 蘭 さん
作品タイトル:当たり前のことでもできることを
福島成蹊高等学校|富田 花乃 さん
作品タイトル:宮島の経済と環境
福島成蹊高等学校|佐藤 美羽 さん
作品タイトル:厳島神社が繋ぐ未来
福島成蹊高等学校|菊地 佑菜 さん
作品タイトル:厳島神社の観光公害について
福島成蹊高等学校|太田 愛結里 さん
作品タイトル:厳島神社を守り続けるために
福島成蹊高等学校|遠藤 結衣 さん
作品タイトル:厳島神社の問題
福島成蹊高等学校|佐藤 由唯 さん
作品タイトル:世界遺産地域の環境を守るために
白鵬女子高等学校|ロカ ソミカ さん
作品タイトル:未来に生きる
兵庫県立長田商業高等学校|濱田 悠莉 さん
作品タイトル:水質汚染から世界遺産をどう守るか
尚絅学院中学校・高等学校|早瀬 桃 さん
作品タイトル:日々の備えが
尚絅学院中学校・高等学校|荒井 心緒 さん
作品タイトル:平和を創造するために
尚絅学院中学校・高等学校|朝間 郁斗 さん
作品タイトル:世界遺産と深い関わりを持つ「沖縄の海」
光英VERITAS中学校・高等学校|国本 郁実 さん
作品タイトル:知床との関わり方
和歌山県立田辺高等学校|親川 真奈美 さん
作品タイトル:ボランティアの経験から
大阪国際中学校高等学校|柿原 悠貴 さん
作品タイトル:「天草の崎津集落から学べること」
東洋英和女学院中学部・高等部|東 郁乃 さん
作品タイトル:民族・宗教を超えての共存
東洋英和女学院中学部・高等部|前地 美月 さん
作品タイトル:小笠原諸島の開発と自然調和
東洋英和女学院中学部・高等部|横田 遥子 さん
作品タイトル:承認欲求に着目した観光マナーの向上
中学生の部
最優秀賞(1名)
清泉女学院中学高等学校|小澤 璃央 さん
作品タイトル:環境保全のために解決策として私たちが貢献できること
選んだ世界遺産:富士山─信仰の対象と芸術の源泉
選んだSDGs:④質の高い教育をみんなに、⑫つくる責任つかう責任
審査員より
SDGsを念頭に、富士山のゴミ問題に着目し、目的にあわせた適切なデータを集め、調べた結果に基づいた解決策には説得力があります。登山者や地域住民、他の地域の人々を含めたみんなが協力しあって富士山を守るという、具体的で実現可能性のある解決策を提示した優れた作品となっています。
ゴミを減らすためのオンライントレーニングや「持ち帰り用パック」の活用など、具体的なアイデア盛りだくさん。私も勉強になりました。
「富士山のゴミ問題」に注目し、SDGsが掲げた「つくる責任と使う責任」「質の高い教育をみんなに」の実現に向けて「ゴミを減らすためのオンライントレーニングの義務化とギフトの提供」を提案した。参考資料の明示も親切。次は、実際に富士山でゴミ清掃に挑戦してみよう。
実現可能な案を挙げており、これはすぐにでも取り掛かれそうだと思いました。あとは、そこで自分が何をするのか、今の自分に何ができるのかという点が加わっていたらよりよいレポートになると思います。
優秀賞(3名)
実践女子学園中学校高等学校|嶋村 栞子 さん
作品タイトル:富士山 ~チャレンジすることの大切さ~
清泉女学院中学高等学校|安田 凪 さん
作品タイトル:糸のように繋いでいく
清泉女学院中学高等学校|石山 桜子 さん
作品タイトル:持続可能の景観と生態系を守り抜くには