2023年9月1日(金)~2024年1月24日(水)の期間で開催した世界遺産×SDGsチャレンジ!プレゼンテーション部門は、全国から230チームに応募をいただきました。事務局にて厳正なる審査を行い、各探究課題で最優秀賞1チーム、優秀賞3チームが選ばれましたので発表いたします。
※当初、今年度の優秀賞は各部門2チームの予定でしたが、優れた作品が多くエントリーされていたことを考慮し、計3チームに優秀賞を授与いたします。
プレゼンテーション部門 2023年度の探究課題
-
世界遺産地域におけるGISの効果的な活用方法を考えよう
世界遺産をはじめとした数多くの文化財を有する京都府の情報政策課に、GIS導入の目的や活用状況、今後の課題などを伺いました。世界遺産地域においてGISがどのように活用できるか、インタビュー記事をもとに考えてみましょう。
記事を読む -
ネパールの水問題の解決策を考えよう
ネパールでは日本と比べて水の衛生事情が良くなく、世界遺産の保全や観光促進を進めるうえでの課題となっています。ネパール・日本友好協会へのインタビュー記事をもとに、ネパールの水問題の解決策を考えてみましょう。
記事を読む -
身近な世界遺産候補を見つけ、どのように保護・保全すべきかを考えよう
この探究課題では指定されたルールに沿って身近な世界遺産を見つけていただきます。記事中でルールを確認して取り組んでください。世界遺産アカデミー研究員が世界遺産の登録基準なども解説しています。
記事を読む
世界遺産地域におけるGISの効果的な活用方法を考えよう
最優秀賞(1チーム)
チーム名:アヒル隊長
チームメンバー:川井瑞月、近森心、田井中美空
企画タイトル:GISトラベルガイド~GISを活用した観光の新しい可能性~
審査員より
外国人へのインタビューという行動を伴った調査があったことを高く評価する。観光の際に必要となる情報をGISと組み合わせるアイデアも面白い、きちんとSDGsとの紐づけもされている。
はじめに問題点が指摘されていたので、課題意識をもってみることができました。GISトラベルガイドの出来栄えは見事。具体例もわかりやすく、スライドの進め方も的を射ていました。ただ、GISに加えてもう少し、世界遺産やSDGsについて語る場面が多くてもよかったように感じます。しかし、プレゼンはお見事。好感を持ちました。
すぐにも実装できそうな素晴らしいプランだと思いました!外国人観光客に実際にインタビューしたこと(写真があればなおgood)、“geonavi”とタイトルをつけたこと、ピクトグラムなどを効果的に使っていることなどでとても分かりやすいプレゼンテーションになっています。災害時の避難場所やAEDの場所、コインロッカーなど痒い所に手が届く内容も非常に良かったと思います。
すぐにでも使えそうなシステムでよいと思いました。また実際に外国人観光客から聞いた避難所情報などを取り込むというのは、自分が旅行する時をイメージしてもよい内容だと思います。素晴らしかったです。
優秀賞(3チーム)
チーム名:たぬき
チームメンバー:谷咲良、加藤茜、増田菜乃、三木茉奈佳
企画タイトル:京都の伝統的な祭りへのGISの活用
チーム名:タカタ
チームメンバー:東都安奈、牧原由奈
企画タイトル:世界遺産をGAUGE(測定)、INSIGHT(洞察)し、STRATEGY(戦略)
チーム名:ナム坂524
チームメンバー:森雅乃、小野江美香
企画タイトル:GISを活用した奄美大島の解決策の提案
ネパールの水問題の解決策を考えよう
最優秀賞(1チーム)
チーム名:CO & COA
チームメンバー:佐伯心優、岩泉柚葵
企画タイトル:知ることから始める国際協力
審査員より
身近なネパール人にインタビューした点は高く評価できる。特にインタビューの中で疑問を持ったことを深堀し、貧富の差による水への意識の違いに気づいたことはSDGsの考えに沿ったものであり、解決策も学生でも実現可能なものとして素晴らしい。字幕を用意しているのもSDGsの観点で良い。
ネパールの水事情についての深い探究とリアルな状況説明。ネパールの人たちに実際にアンケートに参加してもらう。大変だったでしょう。良質なジャーナリスト魂を感じました。また結論としてスローガン「Connect Common Awareness」に集約したのも論旨を明確にすることに役立っています。実際に活動をはじめられたら参加したいと思いました。
在日ネパール人の人たちに取材をして、さらにその中でも貧富の差があったことがわかるなど、とてもリアリティをもって伝えられていたのが印象的でした。実際にインスタのアカウントを作るなど、自分たちで出来ることに落とし込んだのもとても良かったと思います。音楽を使ったのはグッドアイデアだったのですが、音量が大きくて少しプレゼンを邪魔してしまっていたので、アタマと終わりの部分だけにするなど、メリハリをつけたらなお効果的だったと思います。
インタビューで得た課題から次の課題を考え、そこから貧富の差の視点の違いなどを考察する内容はとてもよかったです。知ることというのはとても重要です。これは実際にアクションに移していける内容だと思いますので、ぜひこれからも続けていって下さい。
優秀賞(3チーム)
チーム名:愛羅武勇
チームメンバー:工藤美咲、新酒瑠菜、上野葉南、木浪実咲
企画タイトル:ネパールの水問題の解決策を考えよう
チーム名:おがたと愉快な仲間たち
チームメンバー:清水咲良、深堀環子
企画タイトル:美しいネパールの未来のために
チーム名:石我谷さん
チームメンバー:石田結菜、曽我ゆまり、長谷川琉偉、三浦百恵
企画タイトル:ネパールの水問題と児童労働の関係
身近な世界遺産候補を見つけ、どのように保護・保全すべきかを考えよう
最優秀賞(1チーム)
チーム名:盛春
チームメンバー:菅すみれ、小瀧桜果、境雪、西山和佳
企画タイトル:新御徒町周辺商店街に新たな活気を!
審査員より
地域の商店街をモデルにし、世界遺産の登録基準およびSDGsにつながる商店街の店舗の事業を紹介し、その課題を適切に捉え、マルシェなどの解決案に至るまで順序よくプレゼンしている。実際にインタビューを行った点もとても良い。インタビュー結果についても紹介があるとなおよい。
SDGsをもっとも身近に感じた作品でした。「そうか!言われてみれば、商店街にもSDGs的なものが溢れているんだな」そんな気づきを与えてくれたことに感謝したくらいです。地域に対する愛情の深さを感じられました。日々の生活の中での小さなSDGsを大切にしたいですね。日本全国の商店街でも活用できる施策です。多くの人に広めたいですね。
商店街という自分たちにとって身近な場所を世界遺産に登録するという発想が、オリジナリティがあって面白いと思いました。実際に商店街に見学に行って、動画も使いながら自分たちが感じたことをプレゼンしているので、見ていてとても面白く、説得力がありました。女性が活躍していることなど、自分たちなりの視点を持って取材をしているのも良かったです。物件ツアーやマルシェの実施という解決策の提示も素晴らしく、私も商店街に行ってみたくなりました。最後に感想があったのも良かったです。タイトルや、エンドロールなど、動画の作り方も素晴らしかったと思います!
商店街と世界遺産という、すぐには結びつかなさそうなものを取り上げていながら、登録基準にしっかりと結び付けた探究になっていてよかったと思います。実際のインタビューの内容をまとめて表などにまとめるとよりよい内容になると思います。
優秀賞(3チーム)
チーム名:my
チームメンバー:正木柚杏、鈴木舞桜
企画タイトル:震災と共に生きていくまちづくりを
チーム名:Nexus World
チームメンバー:大平乃羽、萩原沙織、平野穂乃歌
企画タイトル:牛嶋神社と文化財
チーム名:ふわふわウサギ
チームメンバー:小森彩葉、森﨑むつみ
企画タイトル:江戸時代の知恵と技術による傑作~通潤橋~