解説
世界遺産『富士山―信仰の対象と芸術の源泉』は、山梨県と静岡県にまたがっています。千円札裏面の富士山は、構成資産に含まれている山梨県の本栖湖付近の山から見た姿です。財務省のHPによると、国民に馴染みがあると思われることから、富士山が採用されました。
2024年に発行される新紙幣の千円札には、葛飾北斎の『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」が採用されており、ここでも富士山が登場します。古くより信仰の対象であり、芸術作品の題材として取り上げられてきた富士山は、今も日本を代表する山として親しまれています。