デリーのクトゥブ・ミナールとその関連施設(インド)
Q.
クトゥブ・ミナールは、インド最古のイスラム建築群『デリーのクトゥブ・ミナールとその関連施設』に含まれる、クッワト・アルイスラム・モスクにあります。
モスクの名称の「クッワト・アルイスラム」とは、どのような意味でしょうか。
【1】 イスラムの家
【2】 イスラムの大地
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※せかけんクイズの内容は実際の試験問題とは異なります。
解説
ニューデリーの南に位置する『デリーのクトゥブ・ミナールとその関連施設』は、インド初のイスラム王朝である奴隷王朝を開いたアイバクが、北インドを制圧した記念に13世紀初頭に築いた建築物群です。13世紀、インド発のイスラム王朝を開いたアイバクは、アラビア語で「イスラムの力」を意味するクッワト・アルイスラム・モスクを勝利の記念に建てました。モスク建設の際、破壊したヒンドゥー教やジャイナ教寺院の建材を流用したため、イスラム建築でありながらインドの伝統的な建築の風情を残しています。
他にも、高さ72.5m、石造5層のミナレット「クトゥブ・ミナール」など、インドにおける初期のイスラム建築の優れた例がみられます。