解説
マラウイ湖に生息するシクリッド科の中でも、現地の人々から「ムブナ」と呼ばれる種類の魚は独特な繁殖行動で知られています。生まれた卵は雌が口の中で育て、孵化後もしばらくは口の中で稚魚を守っています。
『マラウイ湖国立公園』はマラウイ、タンザニア、モザンビークの国境にあるマラウイ湖のうち、マラウイ領内の一部が世界遺産に登録されています。
魚種の多さが特徴で、500~1000種の魚が生息しています。特にシクリッド科の魚が多く、確認された350種のうち5種以外はすべてマラウイの固有種だと考えられています。