せかけんクイズ No.381

解説

ピーコ島は溶岩台地特有の水はけの良さや、日当たりの良さがブドウの栽培に適しており、15世紀頃からワインの生産が行われました。現在もワインの搾汁は足踏みで行い、ブドウの収穫は手作業で行うなど、伝統的な手法が守られています。

ピーコ島では、海風や海水から作物を守るために、高さの低い石壁が築かれました。この石壁によって土地は仕切られ、区画の中に住居や耕地が立つことになりました。網目のように広がる石壁とブドウ園の景観が評価され、『ピーコ島のブドウ栽培の景観』として、世界遺産に登録されました。