解説
コインブラ大学は、1290年にポルトガル王ディニス1世によって設立された、ヨーロッパ最古の歴史をもつ大学のひとつです。現在8つの学部があり、法学部は赤色、医学部は黄色など、学部ごとにシンボルカラーが決められています。また、大学の制服があり、男女ともに黒いスーツを着用し、黒いマントを羽織るのも特徴です。
イエズス会最初のキリスト教大学でもあり、設立から7世紀以上にわたり、ポルトガルやポルトガル植民地の高等教育の重要拠点でした。
丘の上のアルタ地区と、下のソフィア地区が世界遺産に登録されており、現在の大学の建造物はアルタ地区に集中しています。
16世紀以降は大学を中心に街が形成され、コインブラはポルトガル第3の都市となっています。