解説
サント・ドミンゴにあるサンタ・マリア・ラ・メノール大聖堂は、1550年に完成したアメリカ大陸最古の大聖堂です。スペインのセビーリャの大聖堂にインスピレーションを受けて設計され、ゴシック様式とルネサンス様式の特徴を併せ持っています。かつてはコロンブスの遺骨を納めた棺が安置されていましたが、1992年にコロンブス記念灯台に移されました。
『植民都市サント・ドミンゴ』は、新大陸最古のスペイン植民地政策の活動拠点でした。16世紀初めに建てられた新大陸市最古の病院であるサン・ニコラス・バリ病院や、コロンブス一家が暮らしたコロンブス宮殿など、植民地時代に築かれた建造物やその遺構が残ります。2024年2月時点で、ドミニカ共和国唯一の世界遺産です。