解説
パキメの遺跡にあるコンゴウインコの家は、122羽の鳥が埋葬されていたことから、その名が付けられました。
メキシコ北部チワワ州の砂漠地帯にある『パキメの遺跡』は、13~15世紀中期までトルコ石や塩などの貿易基地として栄えたパキメ人の都市遺跡です。ケツァルコアトルの図像や球戯場などメキシコ先住民特有の遺跡が残る一方、6~7階建てのアドベの集合住宅など、アメリカ合衆国南西部のプエブロ文化の影響も強く受けています。
最盛期の人口は1万人に達したとされていますが、15世紀半ばの破壊の様子から戦争によって衰退したと考えられています。