解説
ポール・ゴーギャンは19世紀に活躍したポスト印象派のフランス人画家です。1891年にタヒチに移り住み、一度フランスへ帰国しましたが、再びタヒチへ戻りました。1901年にマルケサス諸島のヒバオア島へと渡り、この島で生涯を終えました。
南太平洋のフランス領ポリネシアに位置するマルケサス諸島には、西暦1,000年頃に人類が到達したと考えられています。大陸から隔絶された島々で人々は文明を発展させてきました。
一帯は海洋生態系と陸上生態系を併せ持つ生物多様性のホットスポットでもあり、固有種や希少種が暮らすことなどから、複合遺産として世界遺産に登録されました。