解説
タリンの歴史地区の北端に立つ巨大な砲塔は「太っちょマルガリータ」と呼ばれています。海上攻撃から街を守るために16世紀に築かれました。
バルト海沿岸にあるタリンの歴史地区は、北ヨーロッパの交易の重要な拠点としてハンザ同盟による交易が盛んに行われ、13世紀から16世紀にかけて発展した都市です。
街の発展の歴史は、13世紀にドイツ騎士修道会が城を建築したことに遡ります。13世紀後半からハンザ都市として栄え、ハンザ都市特有のカラフルな家並は、トーンペアという城塞のある丘のふもとに広がりました。
中世の名前を残す曲がりくねった細い道や、城壁、市庁舎、薬局、教会、修道院、商家など、中世の都市構造が現在も残ります。