解説
トゥイは「エリマキミツスイ」のことです。ヨーロッパから入植した人々は当初、聖職者の黒い服と襟元のカラーに似ているので「パーソンバード」(牧師鳥)と呼んでいましたが、今はマオリの呼び名「トゥイ」が正式名称となっています。マラエは儀式を行う祭祀場、プアは花、ティキはマオリ神話に登場する半神半人の神です。
ニュージーランドの南東部に位置するスネアズ諸島、バウンティ諸島、アンティポデス諸島、オークランド諸島、キャンベル島が「ニュージーランドの亜南極諸島」として、自然遺産に登録されています。
島々の近海は寒流と暖流の合流点で、プランクトンが大量に発生するため、多くの魚類が集まります。そして、その魚類を狙う鳥類の繁殖地ともなっています。亜南極諸島全体で120種の鳥類が確認されており、海鳥だけでも約40種、固有の鳥類も4種生息しています。
また、絶滅危惧種のニュージーランドアシカのうち、95%が亜南極諸島に生息しているのも特徴です。