解説
「ホワイトローズ」は米粉の生地にエビのすり身を詰めた大きな蒸し餃子で、見た目が白いバラの花を思わせることからフランス人観光客が名付けたといわれています。ホイアンには他にも「カオラウ」という太い麺料理があり、これは日本の伊勢うどんがルーツという説があります。
ベトナム中部のトゥボン川河口に位置する『古都ホイアン』は、16〜19世紀に国際貿易港として繁栄した港街です。中国やインド、アラブ諸国と結ばれるベトナム最大の交易港として、東アジア諸国だけでなくヨーロッパの商船も多く訪れました。
16〜17世紀には朱印船貿易の中継地点として多くの日本人も移住し、日本の職人が建てたと伝えられる来遠橋(カウライヴィエン橋)が今も街の象徴となっています。さまざまな異文化が融合した街並みには、独特な建物が立ち並び、個性的な景観を作り上げています。旧暦の毎月14日に行われる「ランタン・フェスティバル」も有名です。