解説
歴代の皇帝が暮らした冬宮(現在の「エルミタージュ美術館=写真=」)の地下には、50匹以上の猫が住んでいます。これは、たくさんの美術品を傷つけるネズミを退治するために飼われているもので、18世紀に女帝エリザベータの命令で「四本足の警備員」として連れてこられました。今住んでいる猫の中には、その時に連れてこられた猫の子孫もいるそうです。
サンクト・ペテルブルクは、西ヨーロッパ諸国を旅して学んだピョートル大帝が、ロシアの近代化を目指して西ヨーロッパの文化や芸術を取り入れつつ築いた帝政ロシア時代の都です。