解説
ドイツの世界遺産『バイロイトの辺境伯オペラハウス』のあるバイロイトでは、毎年リヒャルト・ワーグナー音楽祭が開催されています。これはワーグナー自身が創設した音楽祭で、最初「辺境伯オペラハウス=写真=」がバイエルン国王ルートヴィヒ2世より提供されましたが、ワーグナーはより理想に近いバイロイト祝祭劇場を新しく建築し、そこが音楽祭の会場になっています。
辺境伯オペラハウスは、ブランデンブルク・バイロイト辺境伯の妻のヴィルヘルミーネが作らせたバロック様式のオペラハウスで、18世紀半ばの豪華な内装がほぼ当時のまま残っています。ヴィルヘルミーネは、自身もこのオペラハウスでチェンバロを演奏するなど芸術を愛しました。