解説
『コモド国立公園』には、コモドドラゴンとも呼ばれるコモドオオトカゲ=写真=が生息しています。コモドオオトカゲの唾液には、血が固まるのを邪魔する毒や60種類以上のバクテリアが含まれることが判っており、コモドオオトカゲはこの毒入りの唾液を使って狩りをしていると考えられえています。
インドネシアの南東部にある『コモド国立公園』は、危急種のコモドオオトカゲの生息地として知られています。体長2~3m、体重は100kg以上もあり、普通はイノシシやシカ、ネズミなどを捕って食べていますが、時には子供など人間が襲われることもあります。周辺の海にはイルカやウミガメが生息し、美しいサンゴ礁も広がる海洋生物の保護区でもあります。