解説
トゥバッタハ岩礁国立海洋公園では近年、ダイナマイトを使って魚を殺したり気絶させ、水面に浮き上がった魚を取るダイナマイト漁が行われていて、サンゴ礁などの生態系への影響が心配されています。ダイナマイトを使うと、サンゴ礁が衝撃で死んでしまい、海洋生物の生態系も壊されてしまうため、フィリピン政府は保護を進めています。
大小ふたつの岩礁を中心とするトゥバッタハ岩礁国立海洋公園は、東南アジア最大のサンゴ礁が広がるフィリピン唯一の国立海洋公園です。2009年に登録範囲が当初の3倍近くの968平方kmまで拡大された世界遺産登録範囲内には、マンタやチョウチョウウオなど500種ちかい魚類がくらす、海洋性動植物の宝庫となっています。