解説
今年、2018年は戌年です。犬といえば神社の守り神でもある狛犬が有名です。狛犬は「犬」とついていますが、本当は想像上の守護獣で、多くが唐獅子のような毛並みをしています。正式には「獅子狛犬」と呼ばれます。日本では、一方が口を開けた「阿像」でもう一方が口を閉じた「吽像」であることが多いですが、清水寺の狛犬のように両方とも口を開けているものもあります。阿像の方が獅子、吽像の方が狛犬(角がある)という説もあります。基本的な狛犬の造形には雌雄はないですが、厳島神社の本殿の狛犬の股間には雄である証拠が彫られています。ぜひ訪れた際には見てみてください。