解説
『ファインディング・ニモ』はグレート・バリア・リーフを舞台にした物語で、主人公のニモは、グレート・バリア・リーフに実際に生息するカクレクマノミです。グレート・バリア・リーフ=写真=は、世界最大のサンゴ礁としても有名で、カクレクマノミの他、アオウミガメやイリエワニなどさまざまな生物が生息しています。またサンゴ礁が形成され始めたのは約1,800万年前で、地球の歴史を知る上でも重要です。
グレート・バリア・リーフの一帯は古くから先住民アボリジニなどの漁場となっていましたが、1770年に「キャプテン・クック」の名で有名なジェームズ・クック船長の率いるエンデバー号が近海を航海中に座礁したことがきっかけで、世界中にその名を知られるようになりました。