解説
コロンビアには、9つの世界遺産があります。その中のひとつカルタヘナは、コロンビア北部のカリブ海に面した港湾都市です。1533年にスペイン人のペデロ・デ・エレディアによって、堅固な要塞をもつ都市として建設されました。
細長い湾をもつカルタヘナは、多くの船が停泊できる良港として発展しましたが、たびたび海賊に襲われました。1586年には有名なイギリスの海賊フランシス・ドレークによって要塞が破壊され占領されましたが、莫大な賠償金と引き換えに開放されました。その後、迷路のような構造をもつサン・フェリペ要塞などが完成し、イギリス海軍の攻撃にも耐える要塞都市となりました。内部には聖ペトロ・クラヴェル教会などが残されています。