解説
イタリアの首都ローマは、紀元前1~後5世紀にかけて地中海の周辺地域すべてを支配した古代ローマの歴史を伝える都市です。
ローマには、オオカミに育てられた双子の兄弟の建国神話があります。双子の大叔父アムリウスは、王であるヌミトルから王位を奪い、ヌミトルの孫である生まれたばかりの双子を川に流して殺そうとしました。川の精霊に助けられ、オオカミの乳で育った双子のロムルスとレムスは、のちに復習を果たし、兄のロムルスがローマを築きました。ローマの名前は、ロムルスからきています。
ローマ市内にはカトリックのローマ法王が国家元首をつとめる別の国「ヴァティカン市国」があります。世界遺産には、古代ローマに関係する遺産だけでなく、そのヴァティカン市国の遺産も一緒に登録されています。