解説
アメリカ大陸で最も大きな古代都市遺跡のひとつテオティワカン。この都市を造った人々がここを捨て去った何百年もの後に、アステカ人がこの巨大都市を「発見」しました。アステカ人は、この場所で神々が集まり月と太陽を創ったと考え、「神々の集う場所(テオティワカン)」と名づけました。
遺跡の中心を「死者の大通り」がまっすぐのびていて、その両脇を小さなピラミッドが囲んでいます。道沿いに太陽のピラミッド、道の端に月のピラミッドがそれぞれそびえています。人々がなぜ、突然この巨大都市を捨てたのか諸説あり、正しいことはまだわかっていません。未だに多くの謎に含まれた遺跡といえます。