解説
ヴルタヴァ(モルダウ)川に架かるヨーロッパ最古の石橋、カレル橋の欄干には、聖フランシスコ・ザビエルなど30体の聖人像が飾られています。また聖フランシスコ・ザビエルを足下から支える人々の中には、髷を結った日本人と見られる人物像もあります。
14世紀に、プラハは神聖ローマ帝国の首都として栄光を極め、中欧最古のカレル大学が創設されるなど、学問や文化の中心として確固たる地位を築きました。その後はヤン・フスの宗教改革や三十年戦争、ナチスドイツやソ連の支配など、苦難の歴史を歩んだにも拘らず、多くの建物が破壊されず中世の面影を残し続けています。旧市庁舎では、当時の天動説に基づくからくり天文時計を見ることができます。