解説
マーシャル諸島にひとつだけある世界遺産『ビキニ環礁-核実験場となった海』は、アメリカが23回もの核実験を行った場所です(マーシャル諸島全体では67回)。
現在は青く美しい海が広がっていますが、アメリカは1946年から58年にかけて、人があまり住んでいないなどの理由から、この地で核実験を行いました。そのため、今も放射能が多く残っており、一部の島ではいまだに避難した住民が帰ることができていません。また日本のカツオ漁船の第五福竜丸も被爆しました。そうした出来事を記憶にとどめるために、世界遺産に登録されました。
この核実験によって海底から目覚めたのが、ゴジラです。ゴジラは人間の身勝手さを表しています。