解説
悪魔が巨石を用いてストーンヘンジを築いていたところ、修道士がそれを遮ったことに悪魔は怒り、巨石のひとつを投げつけました。それが修道士のかかとに当たり、そのまま大地に刺さった、という民話に由来しています。夏至になるとヒールストーンの方角から太陽が昇り、その影がストーンヘンジ中心を指しています。
紀元前2000年頃に立てられたと考えられているストーンヘンジが、誰によって何の目的で、どのように作られたのかは解明されていません。太陽崇拝の祭祀場やドルイド教の聖地、天体観測場などさまざまな説が唱えられてきましたが、近年のイギリスの発掘調査により、周囲に複数の住居跡が発掘され、ストーンヘンジは王族や貴族の埋葬場所だったのではないか、との説が有力となっています。