解説
メキシコ国立自治大学の中央大学都市キャンパスには、校舎や研究所だけでなく、博物館やオリンピックスタジアム、そしてスーパーや映画館、放送局まであり、まるでひとつの都市のような大きさがあるります。60人以上の建築家や芸術家が、メキシコの先住民文化や芸術、建築工学や景観設計などを融合させた先駆的な大学都市を作り上げました。
まるで野外美術館のように芸術作品の並ぶ大学内の広場の奥には中央図書館があり、フアン・オゴルマンによってアステカ文明の雨の神トラロックや農耕・文化の神ケツァルコアトルなどが描かれています。他にもアルファロ・シケイロスやディエゴ・リベラなど、メキシコ壁画運動を牽引した芸術家の作品も至るところで見ることができます。