解説
ネパール語で「世界の頂上」を意味するサガルマータは、英語では測量局初代長官の名前に由来するエヴェレスト、チベット語では「世界の母神」を意味するチョモランマと呼ばれています。標3500~5000m付近にはチベットから移住してきたシェルパ族が生活し、登山隊のポーターやガイドとして生計を立てていることでも有名です。
サガルマータ国立公園のあるヒマラヤ山脈には、世界最高峰サガルマータを始め、7000~8000m級の山々や氷河、渓谷が連なっています。約4500万年前に、インド亜大陸がユーラシア大陸と衝突し海底が隆起して作られたため、イエロー・バンドと呼ばれる地層ではアンモナイトの化石など海底の堆積層を見ることもできます。